福島大、福島医大など「パーキンソン病」予防・治療へ合同研究

 
研究に取り組む(左から)村主氏、池田氏、平氏、小林氏、下村氏

 福島大食農学類の平修教授と福島医大病態制御薬理医学講座、東大農学部応用生命科学研究科の小林彰子准教授、大陽日酸(東京都)は10月から、パーキンソン病の予防、治療法の確立を目指した研究に乗り出す。文部科学省所管の科学技術振興機構(JST)の助成金を受けた研究で、採択額は3年間で約1億5000万円。

 加齢に伴い発症率が上がるパーキンソン病は、現在発症メカニズムや有効な治療法が分かっていない。研究では、大陽日酸が開発する試薬を使ってパーキンソン病患者の脳内神経伝達物質の移動や代謝を可視化し、病態の解明を目指す。

 平教授と福島医大病態制御薬理医学講座の下村健寿教授、東大の小林准教授、大陽日酸メディカル事業本部SI事業部の池田明夏里さんと村主(すぐり)芳広さんは27日、福島市の福島大でキックオフミーティングを開いた。

 平教授は「4機関が連携してパーキンソン病を予防し、高齢化社会に備えた技術開発に貢献したい」と話した。