福島県「観光客」が震災後最多5633万人 道の駅効果など要因

 

 本県を昨年訪れた観光客数が5633万6000人(前年比3.4%増)に上り、東日本大震災後の最多を更新した。県が27日発表した。県は道の駅の集客効果が大きかったと分析。しかし2010(平成22)年比で98.5%と震災前を下回っており、引き続き観光キャンペーンを展開するなど誘客に取り組む。

 昨年3月にオープンした道の駅伊達の郷りょうぜん(伊達市)の入り込みが好調で、一昨年5月に開所した道の駅国見あつかしの郷(国見町)なども安定しており、全体の観光客数を押し上げる要因となった。観光の種類別でも道の駅などが入った「その他」が1410万9000人で、あづま総合運動公園やスパリゾートハワイアンズなどを含む「スポーツ・レクリエーション」の1007万6000人を上回りトップだった。

 3方部別では、中通りが2575万1000人(前年比6.1%増)と最多で、会津1951万7000人(同1.5%増)、浜通り1106万8000人(同0.5%増)の順。七つの地域別では、会津が1672万7000人(同2.0%増)と最も多く、県北1421万8000人(同8.3%増)、県中850万1000人(同2.8%増)、いわき808万8000人(同1.7%減)、県南303万2000人(同5.9%増)、相双298万人(同7.1%増)、南会津279万人(同1.5%減)。

 既に震災前の数字を上回っている県北、県中、県南、会津の4地域に加え、相双が前年を超えたが、いわき、南会津は伸び悩んだ。