白昼の福島市中心街『爆発音』 67歳男逮捕、捜査員の怒声響く

 

 29日午後1時10分ごろ、福島市の住宅兼店舗から出火、木造2階建てを全焼した。福島北署は建物に火を付けたとして、非現住建造物等放火の疑いで、この住宅に住む飲食店経営、容疑者男(67)を現行犯逮捕した。

 「出てきなさい」。飲食店が並ぶ白昼の福島市中心部に、捜査員の怒声が響いた。捜査員が自宅から出てくるよう説得を図ったが、容疑者は2階の窓から顔を出し「行きたくない」と、同行を拒否し続けた。

 捜査員が1階店舗に踏み込むと、容疑者は物を投げるなどしてさらに抵抗。間もなく缶のようなものに入った、ガソリンとみられる液体を階段や屋外にいる捜査員に向けてまき散らした。

 逮捕当時、容疑者は無言だったが、救急搬送中、同乗した捜査員に「放火は間違いない」などと話したという。近くに住む女性(45)は「聞いたことがないくらいの爆発音がした。近くでこんなことが起きて怖い」と表情を曇らせた。