放火前「後で出頭する。女に会わせろ」 盗み疑い67歳男再逮捕

 

 知人女性に対する窃盗容疑で逮捕するため訪れた捜査員の説得に応じず建物に火を付けたとして男が逮捕された事件で、福島北署が非現住建造物等放火などの疑いで逮捕した福島市、飲食店経営、容疑者男(67)は住宅兼店舗に立てこもっていた際、「後で出頭する。女に会わせろ」などと叫んでいたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、容疑者は興奮状態で、ガソリンとみられる液体をまき散らして突発的に火を付けたとみられる。同署が経緯や詳しい動機などを調べている。

 容疑者は火災現場から逃げる際に2階から飛び降り、右足を骨折して入院したため29日に一時釈放されたが、同署は30日、盗みの疑いで容疑者を再逮捕した。再逮捕容疑は28日午後8時15分ごろ、福島市の知人女性宅で、軽自動車(20万円相当)や鍵などを盗んだ疑い。

 火災は、この窃盗容疑で逮捕するため捜査員が容疑者の自宅を訪れた際、同行を拒否した容疑者が放火して発生したとみられる。同署によると、住宅兼店舗は飲食店3店が連なっており、木造2階建て約160平方メートルを全焼した。