医学貢献2氏に「1億円」 東京で野口英世アフリカ賞・授賞式

 

 政府の「第3回野口英世アフリカ賞」授賞式は30日夜、天皇、皇后両陛下が出席して東京都港区の明治記念館で行われ、エボラウイルスの研究に貢献したコンゴ出身のジャンジャック・ムエンベ・タムフム博士と、保健制度の構築に注力したウガンダ出身のフランシス・ジャーバス・オマスワ博士に安倍晋三首相からそれぞれ賞金1億円が贈られた。

 ノーベル賞に匹敵する賞として政府が2006(平成18)年に創設した野口賞は、アフリカのための医学研究などで功績を挙げた医療従事者に贈られる。授賞式は「アフリカ開発会議(TICAD)」に合わせて開催されている。

 授賞式では、安倍首相が両博士にそれぞれ賞金1億円を贈呈。両陛下が笑顔で拍手を送った。安倍首相はあいさつで、これまで6年に1度だった賞を「3年に1度にする」と話した。

 両博士は9月1日に来県し、猪苗代町や会津若松市など野口英世ゆかりの地を訪れる。

 晩さん会に福島県産食材

 30日に都内で開かれた「第3回野口英世アフリカ賞」の授賞式・晩さん会には、本県から内堀雅雄知事、室井照平会津若松市長、根本匠厚生労働相(衆院福島2区)らが出席。復興支援の意味も込め、野口英世の故郷である本県産の日本酒と食材を使った料理が振る舞われた。

 アフリカ賞を受けたジャンジャック・ムエンベ・タムフム博士とフランシス・ジャーバス・オマスワ博士の功績について、内堀知事は「野口博士と同じ高い志を抱き、人類全体の保健と福祉の向上に大きく貢献した」、室井市長は「両博士の今後のますますの活躍を期待する」とのコメントを発表した。