イネ育苗ハウスでブドウ栽培 会津若松で現地検討会

 
モデルほ場を視察した現地検討会

 イネの育苗ハウスを活用したブドウ栽培の普及に向け、会津地方革新技術実証協議会ぶどう部会と県会津農林事務所は29日、会津若松市河東町のモデルほ場で現地検討会を開き、生産者や自治体関係者が導入の可能性を探った。

 革新技術の普及を図る県の「アグリふくしま革新技術加速化推進事業」の一環。4~5月以外ほとんど利用されない育苗ハウスを活用して、コメ農家の所得向上を目指す。稲作と作業時期が重ならず、市場価格も高いことから、栽培品目としてブドウが選ばれた。

 本年度はモデルほ場となる育苗ハウス2棟(幅約5.4メートル、奥行き約40メートル)に、シャインマスカットなど3品種計8本を定植した。

 経営シュミレーションでは収穫が本格化する3年目から黒字に転換し、4年目は約46万8千円の所得が期待できるという。

 県では導入に向け、資材購入の補助や技術指導で支援する。ほ場を管理する農家梶内徳仁さん(35)は「ブドウの作業は田植えが終わってからでも間に合うし、既存のハウスを使用するので初期投資が抑えられる」、同農林事務所の担当者は「高収益作目として、栽培をお薦めしたい」と話した。