団子山古墳から埴輪列 須賀川市指定史跡、4世紀では東北初

 
古墳時代前期では東北初という埴輪列の発見が報告された説明会=31日、須賀川市・団子山古墳

 福島県須賀川市日照田の市指定史跡「団子山古墳」(古墳時代前期)で円筒型の埴輪列が見つかった。調査に取り組む市と福島大行政政策学類考古学研究室によると、4世紀につくられたとみられる東北地方の古墳で埴輪列が確認されたのは初めて。埴輪の配置状況が明らかとなり、古墳の構造や当時の儀礼の在り方を探る有効な手掛かりとなりそうだ。

 市と同研究室が31日、現地説明会を開き、8月に行った発掘調査の成果を発表した。同古墳は全長約65メートルと推定される前方後円墳。埴輪列が確認されたのは、ひつぎがあるとみられる後円部の墳頂北西部で、円筒状の埴輪が約10~15センチ間隔で4体並んでいた。埴輪の周囲には置いた後に土を寄せて盛った跡があった。出土状況から、埴輪は墳頂を取り囲むように配置されていることが想定されている。

 市などは埴輪の復元を検討するとしており、本来の姿を確認するとともに、制作技法や他の遺跡から見つかった遺物との影響関係などを調べる予定。

 同古墳の学術調査は2012(平成24)年に同研究室が開始、18年から市と共同で実施している。