町重要文化財に木造三十三観音応現身像 西会津・鳥追観音如法寺

 
町文化財に指定された三十三観音応現身像の一部

 西会津町は2日までに、「会津ころり三観音」の一つ鳥追観音如法寺(同町)に祭られる「如法寺木造三十三観音応現身像」を町重要文化財に指定した。

 同寺の三留晃衛住職によると、三十三観音応現身像は全国的にも珍しい仏像。指定は2月28日付。県内では会津美里町の法用寺に次いで2例目という。

◆21体、1300年代に造像か

 如法寺で祭られている応現身像は全部で21体。いずれもカツラ材で、大部分が一木造り。高さは35センチ前後で目には水晶でできた玉眼がはめ込まれている。表面の彩色は造像当初のものと考えられる。

 現存する仏像のうち小王身像の頭部内から墨で書かれた文字が見つかり、「至徳元年」(1384年)と考えられる文字が確認された。像はこの頃、同じ仏師によって造られたとみられる。本来は33体あったと推察されるが、残り12体の所在は記録がなく分かっていない。

 三留住職は「この地で応現身像が造られ、現存していることを誇りに思う。より多くの人に知ってもらい、後世に伝えていきたい」と話している。