大林素子さん「現役時代の経験を詞に」 会津柳津学園中の応援歌

 
応援歌の制定式で生徒らと記念撮影する大林さん(右)

 元バレーボール女子日本代表で、会津若松市観光大使の大林素子さん(52)が作詞した会津柳津学園中の応援歌が2日、完成した。大林さんは同日、柳津町の同校で行われた制定式に臨み「人生で苦しいときに思い浮かべる曲になってほしい」と思いを語った。

 大林さんは昨年12月、同校で講演した際「統合中として生まれたばかりの学校の応援歌を作りたい。作詞をお願いしたい」と高橋弘悦校長から依頼を受けた。

 自身が卒業した小学校が廃校となった経験もあったため、大林さんはその場で作詞を快諾。作曲はミュージシャンの渡辺俊美さん(川内村生まれ、富岡町育ち)が担当することになった。

 「現役時代から歌に励まされてきた」という大林さんだが、作詞は今回が初めて。約2カ月にわたって構想を練り「自分の現役時代の経験を詞にしよう」と考え、筆を執ってからは2日で一気に書き上げた。

 応援歌の詞は「目指せ 目指せ 勝利だ」「練習 練習 また練習」と、どこか昭和の「スポ根」を思わせる内容。「あえての昭和感。平成、令和と進み逆に新鮮に映るかもしれない。勝利とか、今の時代は普段使わないかもしれないが、口にすることで実現する『言霊(ことだま)』のようなものを信じている」と、大林さんは詞への思いを語る。

 式では早速、生徒たちが大林さんを前に応援歌を披露した。大林さんは「一生懸命に歌う生徒たちの姿にうるっときた。私の人生そのものの言葉なので、押し売りではないけど歌い継いでほしい」と笑顔を見せた。

 大林さんは同日、同校で行われたパラスポーツ体験授業にも参加。シドニーパラリンピック男子車いすバスケットボール日本代表キャプテンの根木慎志さんと一緒に、生徒たちに車いすバスケットボールの魅力などを紹介した。