山麓線「浪江-大熊6.4キロ」通行制限解除 利便性向上など期待

 
車両の自由通行が可能になった県道いわき浪江線の浪江-大熊間=5日午後1時20分ごろ、双葉町

 政府は5日、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域内で車両通行を制限していた県道いわき浪江線(通称・山麓線)と国道288号の浪江町から大熊町までの区間(約6.4キロ)の通行制限を解除した。通行制限の解除により、住民や復旧・復興事業に携わる事業者などの利便性向上などが期待される。

 原発事故に伴い一般車両の通行が禁止され、通行証が発行された住民や復興事業者らの通行が日中のみ認められていた。国道6号の沿道では、特定復興再生拠点区域(復興拠点)の整備や福島第1原発の廃炉作業、中間貯蔵施設の関連事業などが進み、関連車両の増加で交通渋滞が発生しやすくなっていたことから、地元住民などから通行制限の緩和を求める声が上がっていた。

 大熊町の国道288号では5日正午にバリケードが開放され、一般車両や復興関連作業車が行き交った。通行制限の解除に伴い、双葉署は同日午後、浪江町の双葉署浪江分庁舎で交通指導取り締まりの出動式を行った。