富岡町が「農用地区域」縮小へ 長期間の離農や後継者不足背景

 

 富岡町は、農業振興を目的に土地利用が制限される「農用地区域」について、現在の861ヘクタールから約350ヘクタールに見直す方針を固めた。5日に開かれた町議会全員協議会で示した。

 町によると、東京電力福島第1原発事故の避難に伴う長期間の離農や農家の高齢化、後継者不足により、特に耕作条件の悪い農地の所有者らからは太陽光パネルの設置を含め転用に関する相談が寄せられている。

 このため農用地区域を区画が整っている農地の多い地域の約350ヘクタールに絞る。このうち約280ヘクタールを水稲などの作付け目標面積とし、営農再開を支援する。

 町は今後、農用地区域の見直しについて県と協議し、来年秋ごろまでに決定する予定。