キャスト多彩!朝ドラ・エール...中村蒼さん「もらった力届ける」

 

 来年春からの連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の新たな出演者として6日発表された7人が演じるのは、福島市出身の作曲家古関裕而をモデルとした主人公を取り巻く福島市や川俣町の家族や幼なじみなど身近な人たちだ。出演者はそれぞれ、全国にエールを送りたいという決意や、福島への思いなどを寄せた。

 古関の伯父で、川俣銀行頭取を務めた武藤茂平がモデルの人物の役を演じるのは、風間杜夫さん(70)。朝ドラ「マッサン」では、会津藩士の子孫役を演じていて「縁の深い福島の空気を肌に感じながら演じてみたい」とのコメントを出した。

 主人公の弟役の佐久本宝さん(21)は南会津町の子どもたちが参加している舞台に携わったことがあり、「縁のある福島という地が舞台というのもすごくうれしい」と喜ぶ。

 中村蒼さん(28)が演じるのは主人公の幼なじみ。モデルとなった作詞家の野村俊夫(福島市出身)は20歳の時に福島民友新聞社に入社。その後、古関を会社に出入りさせていたという。中村さんは「自分が今作からもらった力を届けられたらなと思う」と意気込みを語る。同じく幼なじみで、歌手として活躍した伊藤久男(本宮市出身)がモデルの人物は山崎育三郎さん(33)が演じる。

 父親役の唐沢寿明さん(56)は朝ドラ出演3回目。「"昭和""平成""令和"とそれぞれの時代で出演させていただけることは光栄」とコメント。古関がモデルの主人公を演じる窪田正孝さん(31)も「どんな色彩の変化、感情の波が生まれるのか今から楽しみ。全員で一つとなって素晴らしいエールにしたい」と期待を寄せた。

 「撮影」9月スタートへ

 物語は、古関裕而・金子(きんこ)夫婦の生涯を大胆に再構成したフィクション。

 日本が生糸輸出量世界一となった1909(明治42)年、急速に近代化が進む福島の老舗呉服屋に生まれた男の子が、音楽に出会い才能を開花させ、音楽に導かれるように出会った女性と結婚後は二人三脚でヒット曲を生み出し、戦後は夫妻は傷ついた人々を音楽で勇気づけていった様子を描く。作品の撮影は今月にも始まる予定。