「読みたいことを文章に」 田中泰延さん出版記念講演

 
「読まれる文章を書くには、自分が読みたいことを書けばいい」と語る田中さん

 ツイッターやブログで人気のライター田中泰延(ひろのぶ)さんの初著書「読みたいことを、書けばいい。」の出版を記念した講演会が7日、福島市の福島民友新聞社で開かれた。田中さんは大阪人らしいジョークを交えながら、「読んでもらえる文章を書くには、自分が読みたいことを書けばいい。そして調べることでおもしろくなる」とアドバイス。その上で「感動が中心になければ書く意味がない」と指摘した。

 同書は6月の発売から2カ月で16万部を超えるベストセラーとなっており、人気テレビ番組「林先生の初耳学」でも取り上げられた。

 田中さんは、書きたい人がいて読む人がいる文章の多くが「随筆」で、その定義を「自分以外の全てである『事象』と自分の内側である『心象』が交わるところに生まれる文章」と説明。その随筆を書く上で大切なことを「何が書いてあるかではなく、誰が書いたか。さらに大切なのは、なぜ書くか」とし、「何かに感動したから文章を書く。そして調べることで、なぜ感動したかの理由を探ることができる。調べて得た事実を並べることで、人に読まれる文章になる」と語った。

 講演はメディアロケット(SML)の主催、福島民友新聞社の協力。約60人が参加した。