斎藤さんにいわき市民栄誉賞 現代詩人賞受賞、被災地の悲しみ表現

 
清水市長から賞状を受ける斎藤さん(右)

 いわき市民栄誉賞の贈呈式は5日、市役所で行われ、7冊目の詩集「夕焼け売り」(思潮社)で文学賞「第37回現代詩人賞」(日本現代詩人会主催)を受賞した同市の詩人斎藤貢=本名斎藤貢一=さん(64)を表彰した。

 斎藤さんは震災当時、小高商高(現小高産業技術高)で校長を務めていた。今回の詩集は震災後の2013(平成25)年ごろに創作を始めたもので、いつも眺めていた小高地区の美しい夕焼けを古里の象徴とし、古里を失った被災地の悲しみを詩で表現した。

 式では、清水敏男市長が斎藤さんに賞状を手渡した。斎藤さんは「震災や原発事故で古里を失った人の憤りや不条理さを表現した。受賞は励みになる」と喜びを語った。