初のダブル展示「土津神社図・円蔵寺図屏風」 県立博物館で公開

 
そろって披露される一対の屏風。右に円蔵寺、左に土津神社が描かれている

 幕末の若松城下で活躍した町絵師、大須賀清光(1809~75年)が描いた「土津神社図・円蔵寺図屏風」の展示が7日、会津若松市の県立博物館で始まった。両図そろっての公開は初めて。

 会津地方を代表する寺社を二つの屏風(びょうぶ)に描き分け、左側には会津藩祖保科正之を祭る土津神社(猪苗代町)、右側には参詣者でにぎわう円蔵寺(柳津町)を配置している。

 屏風には大胆な構図を駆使しながら、細部も忠実に描く清光の手法が十分に発揮された。戊辰戦争による焼失前の土津神社が詳細に描かれ、円蔵寺の門前のまち並みも丁寧に描写されている。

 屏風は市内の個人が所蔵していたが、2016(平成28)年に同博物館へと寄贈された。傷みが激しかったが、先に修復を終えた土津神社図を昨年に公開。今年は往時の姿をよみがえらせた一対の屏風として披露されることになった。

 展示は10月14日まで。開館時間は午前9時30分~午後5時(入館は同4時30分)。休館日は9、17、30日と10月7日。観覧料は一般・大学生270円、高校生以下無料。問い合わせは同博物館へ。