喜多方の染型紙「広める」 学生が考案、現代風にTシャツデザイン

 
採用されたデザインのTシャツを手にする学生と荒川社長(後列右)

 喜多方市の染型紙「会津型」を広めようと、企業用ユニホームを手掛けるユニフォームネット(東京)が商品化を進めているTシャツのデザインを、国際アート&デザイン大学校(郡山市)の学生が考案した。伝統の柄を使った現代風のデザインが目を引く10種類が採用された。

 会津型は江戸時代から着物の柄を染めるために使われていた染型紙で、県と喜多方市の有形民俗文化財となっている。同社は会津型を全国に広め、地域活性化につなげるプロジェクトを展開しており、これまでエプロンやネクタイを製作している。

 デザインはイラストレーション科、グラフィックデザイン科の学生31人が76作品を応募し、遠藤忠一喜多方市長や会津喜多方商工会議所の職員らが選考に参加した。

 同校で6日に行われた表彰式では、荒川広志社長が「若い感性や新しい考え方に驚かされた」と感謝を述べ、採用された10人に表彰状を手渡した。代表の添田幸村さん(グラフィックデザイン科2年)は「伝統柄でデザインしたのは初めて。自分の成長も感じられた」と感想を述べた。

 また同社は10日までに、商品化に向け、インターネットで小口の資金を集めるクラウドファンディングを始めた。