小泉環境相初会見「福島県民との約束守る」 30年間の中間貯蔵

 

 環境相として11日、初めての会見に臨んだ小泉進次郎氏は、中間貯蔵施設で保管する除染廃棄物について「30年間の中間貯蔵は県民との約束だ。これを守るために、できることは全てやる」と述べ、県民目線での施策展開を約束した。

 環境省は除染土壌の再利用を見込むが、県民からは事実上の最終処分に当たると懸念の声が上がる。小泉氏は技術革新も見据えて土壌の再利用、減容化の可能性を検討する姿勢を示した。本県復興に携わってきた経緯を踏まえて「現場主義を貫く。意識は復興大臣のつもりだ」とも言い切り、重責を負う覚悟を披露した。内堀雅雄知事や野崎哲県漁連会長とのこれまでの交流を笑顔で語り、「本県通」の顔をのぞかせた。

 小泉氏へ期待の声 福島県内関係者

 環境相に就任した小泉進次郎氏は、著名人でつくる「ふたばの教育復興応援団」のメンバーを務め、2015(平成27)年に広野町に開校したふたば未来学園高の教育の支援に情熱を傾けてきた。今年4月に中高一貫校として新たなスタートを切ってからも、校舎に度々足を運んでは、生徒に夢に向かって挑戦することの大切さなどを伝えてきた。

 広野町の遠藤智町長は「被災地で学ぶ若者に『前例なき環境には前例なき教育を』と熱いエールをいただいてきた。いまだに課題の多い福島に寄り添い、力強く支えていただきたいと願う」と話した。

 同町のNPO法人ハッピーロードネットの西本由美子理事長(66)は「復興政務官時代を含め何度も被災地に足を運んでいて、課題や現状、住民の思いは十分に理解してくれているはずだ。若さとエネルギッシュさで復興をリードしてほしい」と期待した