田中復興相、内堀知事と会談 復興の基本方針、取りまとめ意欲

 
メモを取りながら内堀知事と会談する田中復興相=12日午後3時すぎ、県庁

 田中和徳復興相は12日に福島県庁で行われた内堀雅雄知事との会談で、残り1年半となった復興・創生期間を踏まえ「これまでの復興施策を総括し、年内には復興・創生期間後の復興の基本方針を取りまとめる」と意欲を語った。

 渡辺博道前復興相の考え方を踏襲した形。田中氏は「被災者の生活再建や風評払拭(ふっしょく)などの課題にきめ細かく取り組んでいく」と述べた。内堀知事は「現場主義でこの8年半の過去の苦しさをわが事として実感してほしい。残り1年半の復興・創生期間で復興を加速させ、復興庁の後継組織や制度、財源などポスト復興・創生期間の在り方を大臣のリーダーシップでつくってほしい」と求めた。田中氏は「重く受け止めてしっかりと対応する」と答えた。

 会談後、田中氏は報道陣に「一番の課題は4万人を超える人が避難を余儀なくされていること。一人一人、できれば全員の方に希望に添う形で帰還、あるいは生活を回復してほしいと思っている」と語った。