大阪大微生物病研究所・飯田博士を選出 野口英世記念医学賞

 

 野口英世記念会は12日、第62回野口英世記念医学賞に、大阪大微生物病研究所教授の飯田哲也医学博士(57)を選出したと発表した。授賞式は11月2日に猪苗代町の野口英世至誠館で行われる。

 受賞研究は「ビブリオ属細菌のゲノムと病原性に関する研究」。飯田博士は食中毒原因菌の腸炎ビブリオの染色体地図を作成する過程で、ゲノム(全遺伝情報)が二つの環状染色体から成ることを明らかにした。細菌学の常識を覆した研究とされ、腸炎ビブリオをはじめとするビブリオ属細菌の病原性研究に新たな展開をもたらした。

 飯田博士は京都大理学部卒、大阪大大学院医学研究科博士課程修了。2015(平成27)年から現職。日本感染症学会北里柴三郎記念学術奨励賞、日本細菌学会小林六造記念賞を受賞している。