千葉のチーム...台風負けない魂表現 うつくしまYOSAKOI

 
台風15号で停電などの被害が続く千葉県大網白里市から参加した白里・浜っ子=15日午後、郡山市・郡山ユラックス熱海

 震災からの復興を願い、県内外から95団体、約2500人の踊り手が集結する「第19回うつくしまYOSAKOIまつり」は15日、郡山市熱海町の郡山ユラックス熱海で開幕した。鮮やかな衣装をまとった踊り手が息の合った演舞を繰り広げ、会場を熱気で包んだ。

 初日は各団体の演舞に加え、今回初めてU―24(24人以下)部門の審査を行い、白里・浜っ子(千葉県)が1位に輝いた。県勢は、福島学院大YOSAKOIクラブ"月下舞流"が2位、轍―wadachi―が3位だった。

 最終日の16日は午前10時30分から、同会場で演舞が始まり、出演チームの審査も行う。午後8時ごろまでの予定で、観覧無料。

 まつりは実行委の主催、NPOうつくしまYOSAKOI振興会、うつくしまYOSAKOIまつりを広める会、福島民友新聞社などの共催。

 白里・浜っ子がU―24部門「1位」

 U―24部門で1位に輝いた白里・浜っ子(千葉県)は、台風15号による停電や断水の被害を乗り越えて参加、生命力みなぎる演舞で「房総魂」を表現した。「私たちも明るく頑張っているから『一緒に頑張ろう』と伝えたい」。舞には本県と千葉という「二つの被災地」へのエールが込められていた。

 拠点としている大網白里市では、数日間の停電や断水が続いた。出場辞退も検討したが、苦しい状況だからこそ参加を決めたという。ただ、練習できる状況ではなく、リーダーの大川夕稀さん(17)は「踊れない時間が長く感じた。踊れることに感謝してもしきれない」と、この日の演舞に喜びをかみしめた。

 演舞の曲名「零(ぜろ)」には「暗い闇を打ち破り、何もないところから始めよう」という思いが込められている。「助け合えばいつかは乗り越えられる。よさこいの明るい笑顔や元気な声で、少しでも人を笑顔にしたい」。演舞を終えた大川さんは、晴れやかな表情で話した。