「木戸川産鮭フレーク」ふたば未来高生開発 しお味と辛みそ味

 
ふたば未来学園高生2人が開発した「木戸川産鮭フレーク」

 ふたば未来学園高の生徒2人が楢葉町の木戸川で取れたサケを使った「木戸川産鮭フレーク」を開発し、食欲をそそる手法で双葉郡の食の安全発信を始めた。開発に協力したいわき市常磐上矢田町の食品加工販売「西野屋食品」が15日、同社で鮭フレークを発売し、生徒が店頭で試食を勧め、正しい情報と安心を消費者の味覚に訴えた。

 考案したのは3年の志賀瑚々呂(こころ)さんと鶴飼夢姫(つるがいゆき)さん。2人は情報社会から課題を見つけて解決する授業で、消費者の中にネガティブ思考が残る双葉郡の食を取り上げ、否定的な思考の解消策を考えた。

 浮かんだのがインターネットなどでの単発の情報発信ではなく、視覚と味覚に訴える商品を使ったアピール方法だった。校内アンケートなどを踏まえ、古里を流れる木戸川のサケを使うことに決めた。

 鮭フレークは、木戸川漁協から譲り受けた切り身を使用している。当初、乾燥ふりかけを考えたが、西野屋食品と話し合いを重ね、フレークを開発した。「しお味」と「辛みそ味」があり、ラベルも味も2人の自信作だ。「『キド(木戸)らない鮭フレーク』で呼んでほしい」と話す。

 志賀さんは「食べて双葉郡に興味を持って、足を運んで復興に向けて頑張っている姿を見てほしい」と話し、鶴飼さんは「商品と双葉郡が話題になって良いイメージで上書きされていけば」と期待する。

 商品は200個販売。参考価格400円(税別)で、同社のほか、同校のカフェなどで取り扱う。同社の小野賢司社長は「サケと同じように双葉郡に人が戻ってくるよう、願いを詰め込んだ」と話す。

 2人はパスタやクラッカーなどに塗るパテなどオススメレシピ案などを加えたPRチラシも作成、商品に添える準備を進めている。