フィナーレ!熱気と躍動「総踊り」 うつくしまYOSAKOI

 
フィナーレで熱気あふれる舞を披露する参加チーム=16日午後8時ごろ、郡山市・郡山ユラックス熱海

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興を願い、県内外から95団体、約2500人の踊り手が集結した「第19回うつくしまYOSAKOIまつり」は16日、郡山市の郡山ユラックス熱海で総踊りが行われ、まつりのフィナーレを飾った。

 総踊りでは、2日間にわたって競演してきた各団体の出演者たちが力を合わせ、晴れやかな表情で躍動感ある踊りを披露した。

 また審査の結果、福島学生源種"~seed~"が初の大賞(知事賞)に輝いた。準大賞(郡山市長賞)には郷人(下郷町)、3位(福島民友新聞社賞)に常陸國大子連(茨城県大子町)が選ばれた。

 まつりは実行委の主催、NPOうつくしまYOSAKOI振興会、うつくしまYOSAKOIまつりを広める会、福島民友新聞社などの共催。

 楢葉思う心...舞に込め 楢葉天神龍舞

 復興への願いや、頂点への挑戦―。県内外から約2500人が集結し、郡山市で16日まで2日間にわたって繰り広げられた「第19回うつくしまYOSAKOIまつり」。踊り手たちはそれぞれの思いを胸に秘めながら、熱気あふれる演舞を繰り広げた。

 「ありがとう 心をつないで 一つに 未来へ 手を取り みんなで 歩もう」。震災の半年後に避難先のいわき市で活動を再開してから丸8年、今は避難指示が解除された楢葉町で活動する「楢葉天神龍舞」。今回は新曲「楢葉 心 一つに」を携えて参加、躍動感あふれる舞を披露した。

 この曲を作ったのは、代表の松本光二さん(56)と長女の横山恵理歩さん(28)。「町の復興を支えてくれた人への感謝の気持ちや、故郷の風景を思い浮かべて作った」という言葉の通り、歌詞には「木戸川」「ユズ香る」など、楢葉の魅力を表すフレーズを盛り込んだ。

 曲に合わせて衣装も、町特産品のサケやユリをあしらったデザインに一新。旗にはユズの香りを付けた。踊り手たちが躍動するたびに振られる旗は、会場を爽やかな香りで包み込んだ。

 再開時にはたった5人だったメンバーも、現在は25人に増えた。町の避難指示解除から4年が過ぎ「町にも人が戻り始め、町民も未来に向けて頑張っている。自分たちも楢葉をよさこいで応援したい」と松本さん。「楢葉!」「頑張れ!」とたくさんの声援や温かい拍手を浴びたことで、新たな決意が生まれた。「来年は町民100人でよさこいを踊りたい」