平和の尊さ考える...『特攻隊員の物語』 いわき・アリオス上演

 
迫力ある演技を披露する出演者

 特攻隊員の物語を通じて命の大切さを伝える舞台「流れる雲よ」は16日、いわき市のアリオスで上演され、来場者が平和の尊さを考えた。いわき東ライオンズクラブの主催、福島民友新聞社などの後援。

 戦争の歴史継承だけでなく、本県の自殺率が全国でも高いことから、未来を担う子どもに命の尊さを考えてもらおうと開かれ、市民ら約500人が来場。東京を中心に活動する演劇集団アトリエッジが出演した。

 舞台は1945(昭和20)年夏、第2次世界大戦末期。隊員が敵国の空母に突撃する特攻作戦中、突然、未来から「日本が戦争に負ける」とラジオが流れる。敗北を知った上で死を覚悟する心模様や、大切な人に別れを告げる場面など迫力ある演技で表現した。

 いわき総合高2年の女子生徒(17)は「戦争は二度と繰り返してはいけない。生き方を考えるきっかけになった」と話した。