「天王柿」出荷が最盛期 剪定技術向上、70トン見込む

 
最盛期を迎えている天王柿の出荷作業

 JA会津よつばが集荷する天王柿の出荷が最盛期を迎えている。東日本大震災を経て2016(平成28)年に出荷を再開し、今年で4年目。生産者の剪定(せんてい)技術が向上し、例年より出荷量が多くなる見込みだ。

 昨年度は63トンを出荷しており、本年度の出荷量は70トンを見込む。本年度は、しっかりと実に光が当たるように栽培。樹齢から、一番実がなる時期ということもあり、品質も良好だという。

 天王柿は良質な柿渋が採れることで知られ、県内では唯一、会津美里町の農家らによる生産組合が栽培している。食用ではなく、緑色で少し小ぶりなまま出荷することが特徴。生食用の柿に比べ渋みが強い。集荷した天王柿は契約栽培で、全て京都府の柿渋製造販売業者へ出荷する。採取した渋は、消臭効果のある塗料や染料として、加工品に使われる。

 生産組合の福田三郎組合長は「生産組合全体の品質向上を図っていきたい。高品質で、誰が生産しても同じ品質のものを出荷できるよう、組合全体の士気を高めていきたい」と話している。集荷は20日まで行われる。