小中学部は「旧建設学院跡地」に 安達地区の特別支援学校整備

 

 県教委は安達地区に新設する特別支援学校について、小中学部を二本松市安達ケ原の旧県建設技術学院跡地、高等部を本宮市の本宮高に整備する方針を明らかにした。2017(平成29)年12月に策定した計画で開校目標を「平成30年代半ばをめど」としており、地元自治体と連携しながら、今後数年間で整備を進める。

 安達地区には特別支援学校がなく、約60人が郡山市のあぶくま支援学校や田村市のたむら支援学校などに通学している。小、中学校の特別支援学級から特別支援学校への通学を希望する人数を踏まえ、新設校は児童、生徒数75人程度、25学級程度を想定している。

 高等部は障害の有無や家庭環境などの違いを超え、全ての子どもが共に学び合う「インクルーシブ教育」の実現に向けて本宮高に併設。高校の生徒が多様性に理解を深めるとともに、特別支援学校の生徒には精神的、身体的に最大限の能力発揮を促す教育活動の展開が可能となる見通し。既にいわき支援学校くぼた校が勿来高、たむら支援学校が船引高に併設されている。

 県内の特別支援学校の児童、生徒数は医療の進歩によって障害の診断が普及したことや障害の程度に応じた教育を希望する保護者のニーズの高まりなどを背景に年々増加している。

 こうした状況を踏まえ、県教委は安達地区のほか、伊達市保原町の旧保原小跡地と、南会津町の田島高に特別支援学校を新設する。