小泉環境相「復興拠点以外も丁寧に対応」 双葉郡4町長と会談

 
双葉町役場いわき事務所で職員の労をねぎらう小泉環境相(左)

 小泉進次郎環境相は17日、本県を訪れ、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で被災した富岡、大熊、楢葉、双葉の4町長と各町役場で会談した。小泉氏は会談後の記者会見で、帰還困難区域のうち、再び人が住めるように整備する特定復興再生拠点区域(復興拠点)の対象区域の拡大について「復興拠点以外の課題も、国の責任を忘れず丁寧に対応したい」との認識を示した。

 復興拠点の拡大を巡っては、大熊町が帰還困難区域全域の除染・解体の推進を盛り込んだ要望書を提出したほか、双葉町などからも課題に挙げられた。

 さらに小泉氏は、中間貯蔵施設の整備が進められている大熊、双葉両町について「施設を受け入れる苦渋の決断、歴史があったことを忘れない」と強調。同施設へ除去土壌を輸送する際の安全確保などにも力を尽くす考えを示した。

 会談後、報道陣の取材に大熊町の渡辺利綱町長は「帰還困難区域などについて前向きに受け止めてくれたと感じた」、双葉町の伊沢史朗町長は「覚悟を持って話を受け止めてもらったと思う」と述べた。

 富岡町の宮本皓一町長は、JR常磐線夜ノ森駅周辺について「まだ線量が高く、(来年3月までの)常磐線の全線再開通に間に合うようしっかりと除染を」と要望。楢葉町の松本幸英町長は「森林除染や廃棄物の仮置き場など町民が帰還する上で不安材料がある」と課題を訴えた。

 小泉氏の来県は就任後2度目。石原宏高副大臣、加藤鮎子政務官が同行した。