会津若松「竹藤」、古民家カフェに 江戸期の建物生かし再生へ

 
来年5月ごろの完成を目指しリニューアルされる竹藤

 会津最古の商業建築とされる、会津若松市中央1丁目の竹細工店「竹藤(たけとう)」が、来年5月ごろの完成を目指し改装される。店舗の一部をテナントとして貸し出すほか、奥の母屋は古民家カフェとして再生する方針。

 竹藤の創業は1624(寛永元)年。現在の店舗は1841(天保12)年に建てられたもので、180年近い歴史を受け継ぐ。雪障子戸や板戸のしとみ戸、帳場など今では見られない構造が残る。本年度、国登録有形文化財に認定された。

 店舗では竹細工や荒物雑貨、会津唐人凧などを販売しているが、跡取りはおらず、店主が高齢となり存続が難しい状況になっていた。外に嫁いだ次女の笠間和歌子さん(47)が「歴史をつなぎたい」と改装を決意し、手法を探ってきた。

 全体にあまり手を加えず、古いものを残す手法で改装を進める方針。母屋の座敷などを利用して古民家カフェを設ける。

 22日午前9時30分~午後3時には会津まつりの会津藩公行列に合わせた雑貨市を開く。雑貨の販売や親子で楽しめる手作りワークショップ、飲食店、クイックマッサージがあり、改装前の母屋を見る最後のチャンスでもある。

 笠間さんは「建物そのものが商家博物館。古いままに残し、江戸時代の空気が感じられる観光スポットにしたい」と話している。