「ラグビーW杯」20日開幕 元代表・大野...前に進み続ける力に

 
サモア代表からサインをもらった岡部さん(左)、タックルを教わった森谷さん(中央)、猪狩さん

 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会は20日に東京・味の素スタジアムで開幕し、日本がロシアと対戦する。「過去最強」といわれる今大会の日本代表。3勝を挙げた前回大会を超える史上初の8強入りに向け、期待は高まる。

 「歴代過去最強の日本代表」。W杯に3大会連続出場し、歴代最多の98キャップ(出場試合数)を誇る大野均選手(東芝、日大工学部卒)は、大会に臨むチームをそう評価する。「ハードワークを重ね、ニュージーランドやイングランドなど、世界の強豪とも体をぶつけ合ってきた」。大野選手も出場し、強豪南アフリカを破った前回を超えるチームに成長した。

 それだけに「一ラグビーファンとして、胸が高鳴る」。県民にも「日本代表の躍進を福島から応援し、後押ししてほしい」と呼び掛ける。

 世界三大スポーツイベントともいわれるラグビーW杯。日本ばかりでなく「全てを懸けて世界中から本物のラガーマンが集まる」という大舞台だ。その魅力を県民にも感じてほしいと願う大野選手。「ラグビーから感じた熱が、福島がこれからも前に進み続ける力となったら、うれしい」

 県内でラグビーに取り組む高校生も日本の活躍を願う。昨冬の全国高校ラグビー大会(花園)に出場した聖光学院3年の村田拓也さん(17)は「日本代表の粘り強いアタックを見たい」、ナンバー8の鴫原拓巳さん(17)は「4年前の南アフリカに勝ったような試合をしてほしい」とエールを送る。

 対戦国にもエール

 「今からわくわくしている」。日本が開幕戦で対戦するロシア出身のエレナ・リジーさん(50)=会津若松市=は母国の登場を心待ちにしている。ただ、同市に住んで約25年になるだけに「もちろんロシアを応援したいが、日本にもエールを送りたい」。開幕戦は自宅でテレビ観戦する予定だ。

 3戦目に戦うサモアはいわき市で事前キャンプを行い、地元の高校ラグビー部員とも交流した。タックルを教わった平工2年の森谷悠輝さん(17)、猪狩圭吾さん(16)は「体格に優れたサモアに日本がどう立ち向かうかを見たい」と熱戦を期待。選手からゲームパンツにサインをもらった岡部聡さん(16)は「どちらも頑張ってほしいが、最後には日本に勝ってほしい」と願う。