福島県産品の輸出額最高に アルコール類好調、18年度実績

 
県産品の輸出金額の推移

 福島県が19日発表した2018(平成30)年度の県産品輸出実績によると、金額が約6億5100万円(前年度比1%増)に上り、調査を始めた12年度以降で最高となった。アルコール類が約4億4700万円(同23%増)と好調だった。

 アルコール類、加工食品、農畜産物、工芸品について調査した。アルコール類のうちウイスキーや焼酎、果実酒などのリキュール類が約2億3500万円(同48%増)となり金額で日本酒を上回った。

 日本のウイスキーや果実酒の海外での評価は高く、「企業が海外に積極的に打って出た」(県産品振興戦略課)ことで大幅な伸びにつながった。アルコール類の輸出先は約1億6400万円の米国がトップ。リキュール類は米国のほか、フランスなどにも輸出された。

 和牛の人気を背景に米国への輸出金額を伸ばした農畜産物が約1億1千万円(同41%増)で過去最高となった。麺類や干物、甘酒、みそなどの加工食品は約6200万円(同37%減)で輸出先はタイや米国、韓国など。会津塗や繊維、木工品などの工芸品は約3200万円(同70%減)で、輸出先はトップの米国にベルギー、中国が続いた。

 県産品の輸出は今後、冷え込む日韓関係の影響がマイナス要因として考えられるものの、県は「他国への輸出でカバーできる可能性がある」(県産品振興戦略課)としている。県は今後も商談会の開催やプロモーションの展開などを通して県産品の輸出を支援する。