「研修医」福島県希望は96人 医学部生ら臨床研修先・中間結果

 

 医師臨床研修マッチング協議会(東京都)は20日、医学部生らの来年度からの卒後臨床研修先を決める「マッチング」(組み合わせ決定)の中間結果を発表した。臨床研修を担う県内18病院を「1位希望」に選んだ医学部生らの合計は96人(前年比17人減)で、18病院の定員の合計(162人)に占める割合は59.2%(同11ポイント減)にとどまった。

 県医療人材対策室は「(来年度から卒後臨床研修に入る)福島医大医学部生の減少などで昨年よりも希望者が減った一方、定員以上の希望者がいた病院は昨年の6病院から7病院に増えており、全県的には良い傾向だ」としている。

 福島赤十字病院(福島市)、公立藤田総合病院(国見町)、星総合病院(郡山市)、竹田綜合病院(会津若松市)で1位希望者が定員を上回った。公立岩瀬病院(須賀川市)、白河厚生総合病院(白河市)、福島医大会津医療センター付属病院(会津若松市)は定員と同数。福島労災病院(いわき市)は1位希望者が1人もいなかった。

 定員12人に対し16人が1位希望した竹田綜合病院の担当者は「あくまで通過点だが、多くの方に希望していただきありがたい。見学で研修医の先生や病院全体の雰囲気を見て選んでもらったのではないか」と話した。

 卒後臨床研修は、医学部生らに卒業後2年間、各診療科での研修を義務付ける制度。同協議会は医学部生らから提出された希望順位表などに基づきマッチングを行う。最終結果は10月17日に発表する。研修医の3分の2が研修後も県内にとどまるとされ、医師不足解消を目指し、県や各病院が確保に努めている。

 本県の研修医数は震災、原発事故前は70~80人程度で推移。震災後の2012年度は56人に激減したが、その後増加に転じた。本年度から県内で研修を開始した研修医は121人。