「常磐もの!太陽と潮風香るカレー」開発 ホッキとカツオ使用

 
いわき海星高水産クラブが発案した「いわきの太陽と潮風香るカレー」。県産ホッキ貝とカツオが使われている

 「常磐もの」で知られる県産水産物の消費拡大につなげようと、いわき海星高水産クラブが県産ホッキ貝とカツオを使った「いわきの太陽と潮風香るカレー」を開発した。部員4人が20日、埼玉県越谷市の大型ショッピングセンター「イオンスタイルレイクタウン」でPR活動を展開し、首都圏の消費者に「常磐もの」のおいしさを直接伝えた。

 活動に参加したのは1年の小野明奈さん、渡辺百音(ももね)さん、小林麗さん、末永光(こう)さん。仲間たちと約1カ月かけて試行錯誤しながら、カレーのレシピを考えた。

 開発過程では、カツオとホッキ貝の味を引き立てることにこだわった。いわき市内のイタリア料理店のシェフから助言を受け、ホッキ貝をバターと白ワインで炒めたり、いわき特産のトマトや、スパリゾートハワイアンズにちなんでココナツを取り入れたりした。

 20日は同ショッピングセンター11周年祭の目玉企画として発表会が開かれた。イオングループの中核会社「イオンリテール」と県、県漁連が展開する常設の販売コーナー「福島鮮魚便」では、上級生が実習船「福島丸」に乗ってハワイ沖で漁獲したマグロを首都圏では初めて売り出した。

 4人は店頭で先着約100人にカレーとマグロのすしを配り「常磐もの」の魅力を発信した。開始前から長い列ができ、10分ほどで品切れになる大盛況ぶりだった。試食した買い物客は「ホッキ貝の食感とカレーの風味がうまく調和しておいしい」と感想を話した。

 買い物客から「福島を応援しているから頑張って」と生徒が声を掛けられる場面もあった。レシピ作りに励んだ渡辺さんは「多くのお客さんに喜んでもらえてうれしい。『常磐もの』のおいしさを知ってもらえるよう今後も頑張りたい」と晴れやかな表情で語った。