秋の気配を感じ軽やか歩む「三春路」 みずウオーク・三春大会

 
秋の気配を感じながら、コスモスが咲く三春路を歩く参加者

 秋の三春路を歩く「うつくしま・みずウオーク2019三春大会」は21日、三春町の三春ダム(さくら湖)周辺で開かれた。参加者が山あいの湖畔で一歩一歩をかみしめてウオーキングに汗を流し、自然散策を通じて秋の訪れを肌で感じた。福島民友新聞社などでつくる実行委の主催。

 県内外のウオーキング愛好者や家族連れなど約1100人が参加。国指定天然記念物「三春滝桜」の駐車場脇にある滝の平野外劇場をスタート、三春の里田園生活館をフィニッシュとする14キロ、11キロ、7キロ、三春の町中を巡る4キロ、三春ダムの役割を学ぶ3キロの計5コースで、参加者が自然散策や名所観光、健康増進を目的に歩いた。三春滝桜の生命力あふれる姿や、かれんに咲くコスモス、橋から見渡す広々とした水面(みなも)など豊かな水環境がもたらす風景が参加者を温かく迎えた。

 14キロ、11キロ、7キロの各コース参加者は、樹齢1000年以上とされる巨木「三春滝桜」を見ながら歩を進めた。日本三大桜の一つに数えられる国指定天然記念物が葉で覆われる荘厳な姿に、ウオーキング愛好家が目を奪われていた。

 コース沿いでは、風に揺れるコスモスが秋の風情を演出し、橋からのさくら湖の眺めが雄大な自然の雰囲気を醸し出した。

 11キロコースで景色を見ながら歩いた福島市の会社員、女性(60)は「滝桜は葉がたくさんで元気さを感じた。木の実や花がきれいで、三春の風景には懐かしさを覚える」と話した。

 ひんやりダムに驚き

 三春ダム堤体内見学コースでは、参加者が三春ダム管理所の職員の解説を聞きながら、普段は入ることができないダム堤体内を見学し、歴史や役割に理解を深めた。

 三春ダム最下部の地下4階では、年間を通じて約10度に保たれているひんやりとした空気に参加者から驚きの声が上がった。ダムを一望できるスポットでは、三春ダムの堤体やダム管理施設の三角屋根に城をイメージしたデザインを取り入れていることなどを職員が説明した。

 祖父徳一さんと参加した会津若松市の男子児童(鶴城小3年)は「ダム堤体内のイルミネーションがきれいだった。ダムの中に231段の急な階段があることなどを知ることができた」とツアーを楽しんだ様子だった。