会津の味を!東京でラーメン店オープン 喜多方と山塩の2種類

 
都内に「會津・喜多方らーめん愛絆」をオープンした秦さん家族

 東京都北区上十条に喜多方ラーメンと会津山塩ラーメンの店舗がオープンした。出店したのは会津若松市河東町出身の秦秀雄さん(62)。「会津の味を広めたい」と、こだわりの食材を使ったラーメンで人気を集めている。

 18歳で上京した秦さんは、長年サラリーマンとして流通関係の仕事をしていた。退職後、ラーメン店を開く夢をかなえ、8月下旬に「會津・喜多方らーめん愛絆(すずな)」をオープンした。

 食材にこだわる秦さんは、星醸造(喜多方市)のしょうゆ、会津山塩企業組合(北塩原村)の山塩を使用。「コメも会津米。おいしさを多くの人に伝えたい」と、子どもの頃から愛着がある喜多方ラーメンと、最近注目の山塩ラーメンの2種類を提供している。

 厨房(ちゅうぼう)担当は次女竹内芳子さん(30)の夫博紀さん(32)。他店で修業し、秦さんがこだわる味を実現した。妻みや子さん(60)も含め家族4人で店を切り盛りする。

 先日、大熊町を訪れた秦さんは「福島の復興はまだ道半ば。何か役に立てれば」と考え、オリジナルキャラクター「すずなちゃん」のキーホルダーを製作した。売り上げの一部を震災孤児支援の「東日本大震災ふくしまこども寄付金」に贈る仕組みをつくった。

 店を通じて福島を知ってもらおうと「がんばろうふくしま!」応援店に加盟。店内に観光ポスターなどを掲示した。「ここは会津のアンテナショップ」と秦さん。会津の人気の地酒や山塩も販売している。

 出店から約1カ月たつが、多くの学生や地元住民らが来店し、忙しい日々を送る。本県出身の客も懐かしい味を求めて訪れるという。出店したJR十条駅周辺はラーメン激戦区。それでも秦さんは「会津の味なら、ほかに負けない」と、古里の味で勝負する。住所は北区上十条3の29の6。