バイオリン弦に「繭」使用 優しい音色、福島で演奏会

 
福島で開かれたコンサート

 県産の繭を弦に使用したユニークなバイオリンによるコンサートは22日、福島市の絹商店「絹工房おりをり」で開かれ、会場にバイオリンの優しい音色が広がった。

 東京で活動するバイオリン制作者の天野裕二郎さん(30)が繭をバイオリンの弦にできないかと、市内で養蚕などを行う知人の鈴木美佐子さん(60)に相談し、特別なバイオリンが完成した。

 東北医科薬科大アンサンブル部の4年生4人が、繭使用と通常のバイオリンを使って「カノン」など数曲を披露。残念ながら繭の弦は途中で切れてしまったが、天野さんは「伝統を違った可能性に花開かせ、より良いものにしていきたい」と語った。