世界最小級水中ドローン発売へ 活用に期待、郡山・スペースワン

 
11月発売の水中ドローン「ドリー」=東京・しながわ水族館

 小型無人機「ドローン」事業などを手掛けるスペースワン(郡山市)は11月、水中ドローンの新製品「チェイシング ドリー」を発売する。

 機体は重さ1.3キロ、長さ24.4センチ、幅18.8センチで、持ち運びやすい手のひらサイズなのが特長。同社によると、水中ドローンでは世界最小級。

 遠隔操作で機体が水に潜れる水中ドローンは船舶での調査や捜索、救助活動、インフラの点検、養殖業などの幅広い分野で利活用が見込まれている。

 同社は、水中ドローンの開発で先端技術を持つ中国のメーカー、チェイシング社と日本初のパートナー契約を結んでおり「ドリー」の国内販売を展開する。

 ドリーは水深15メートルまで潜り、100度の広角カメラを搭載。Wi―Fi(ワイファイ)と衛星利用測位システム(GPS)を備えたブイを経由し、15メートル離れた地点から操作できる。操作には、タブレット端末やスマートフォンの専用アプリを使い、撮影した写真や動画を会員制交流サイト(SNS)で手軽に発信することもできる。

 スペースワンは26日、東京・品川のしながわ水族館で記者発表会を開き、魚が泳ぐ水槽内でドリーをお披露目した。

 小林康宏社長は「飛行するドローンによりこれまで見たことのなかった空からの風景が見えたように、水中ドローンが普及することで海の中の新しい風景を気軽に楽しんでもらえるようになると期待している」と話した。価格は5万9800円(税込み)。