「廃道の聖地」万世大路の魅力再認識 福島でとうほく街道会議

 
分科会で万世大路を活用した地域活性化などについて討論する有識者

 東北の街道を生かした地域づくりに取り組む「とうほく街道会議」の第15回交流会福島大会は27日、福島市で始まった。基調講演などを通し、参加者が同市と山形県米沢市を結ぶ「万世大路」の歴史や観光資源としての魅力を再認識した。

 万世大路は1881(明治14)年に開通。当時国内最長のトンネルが掘られるなど最先端技術が用いられた。国道13号整備に伴い昭和40年代に廃道となった。

 本県開催は3度目で県内外から約290人が参加。主催の福島大会実行委員会を代表し木幡浩福島市長、とうほく街道会議の宮原育子会長らがあいさつした。

 基調講演では、廃道探検家の平沼義之さん(41)が「万世大路は『廃道の聖地』で、全国のファンからの人気は絶大。安全性に配慮した上で、土木構造物を良く『魅せる』ための工夫ある整備を進めてほしい」と熱弁を振るった。分科会も開かれ、有識者らが討論した。

 最終日の28日は万世大路や米沢、奥州両街道の街道探訪会が開かれる。

◆関連企画展や講座

 関連企画展「明治の東北巡幸と福島町そして万世大路」は10月4日まで、福島市のこむこむで開かれている。今月29日には午前10時30分から米沢街道、午後1時30分から東北巡幸と万世大路に関する講座を開く。