百数十年ぶり能、狂言上演 葛尾の歴史文化発信

 
特設の舞台で上演された狂言「羽衣」=28日午後、葛尾村

 葛尾村で江戸時代に上演されていた伝統芸能の能と狂言が28日、同村で百数十年ぶりに上演され、村内外から訪れた観客が舞台を楽しんだ。

 葛尾大尽(だいじん)と呼ばれた豪商・松本一族の屋敷があった葛尾大尽屋敷跡公園に特設の能舞台を設置した。屋敷内には能舞台があり、三春藩など近隣の藩主を招待して能狂言を鑑賞した歴史が残っている。葛尾大尽の歴史や伝統文化に再び光を当て、復興に取り組む村民の誇りなどを呼び起こすとともに、村の歴史文化を村外に発信しようと上演された。

 能「羽衣」や狂言「柿山伏」などが上演され、来場者が幻想的な雰囲気の中、伝統芸能を堪能した。田村市都路町から友人と訪れた女性は「初めて生で鑑賞したがすごく良かった。来年も開催してもらいたい」と話した。