「昭和かすみ草」ブランド強化へ 4町村とJAが振興協議会設立

 
設立総会後、握手を交わす(右から)立川部会長、押部町長、長谷川組合長、舟木村長、小林町長、矢沢町長、金沢所長

 「昭和かすみ草」の産地である昭和、柳津、三島、金山の4町村とJA会津よつば、同JAかすみ草部会は30日、昭和かすみ草振興協議会を設立した。合同でのトップセールスや地理的表示(GI)保護制度の登録を事業の柱に、他産地との差別化やブランド力強化を図る。

 昭和かすみ草は収穫後、全量を「雪室」と呼ばれる自然の雪を利用した予冷施設に入れ、鮮度を維持したまま出荷するのが最大の特徴。昼夜の寒暖差が大きい中山間地が栽培に適しているという。年間販売額、新規栽培者は年々増加しており、現在は仙台から沖縄まで29市場に出荷されている。

 会津若松市で開かれた設立総会では、雪室の予冷庫を増設し、低温出荷できる数量を現在の2千箱から3500箱とすることなどを了承した。会長には舟木幸一昭和村長を選んだ。

 舟木村長は「歴史的な一歩。少子高齢化や産業の衰退という同様の課題を抱える町村やJA、県がタッグを組むモデルケースで、地域を維持する意味でも効果が高い」と期待。長谷川正市同JA組合長は「5億円、6億円と売り上げを伸ばしていきたい」と意気込み、立川幸一同部会長は「花束やパーティー、ブライダルの需要が主だったが、葬儀などにも使われている。安定した引き合いがあり、売れる商品だ」とブランド化に向けた意欲を語った。

 設立総会には小林功柳津町長、矢沢源成三島町長、押部源二郎金山町長、金沢安博県会津農林事務所長も出席した。