只見線「マイレール」に 利活用へ応援ミーティング

 
只見線の利活用へ意見を出し合う参加者

 只見線の利活用を目指す有志らによる第8回只見線応援ミーティングは9月28日、三島町民センターで開かれた。県民が自ら利用する「マイレール」意識を共有することや、乗車率の目標値を定めることなどを提起した。奥会津の地域経済を考える会の主催。

 只見線沿線の観光や行政関係者、鉄道愛好家ら約60人が参加。ローカル線の活性化に取り組んでいるえちごトキめき鉄道社長の鳥塚亮さんが座長を務めた。

 参加者は4班に分かれてワークショップを行い、「只見線と地域連携」などをテーマに意見を出し合った。取りまとめで、マイレール意識の共有などのほか、マイカーで訪れても列車に乗りやすい環境整備や、子どもの作品を列車内に展示する「ギャラリー列車」の導入などが発表された。

 ワークショップに先立ち、村田文夫県只見線再開準備室長や田中政弘古関裕而音楽継続事業実行委員長、野村浩志日本観光鉄道代表らが講話した。新井田順一代表があいさつ。菅家一郎復興副大臣、小林昭一県議らが祝辞を述べた。

 ◆広域連携が重要 座長・鳥塚亮さん 

 座長を務めた鳥塚亮さんに只見線の利活用に向けた考えを聞いた。

―只見線の魅力とは。

「昭和40年代にSLが運行され、今の50~70歳が只見線に殺到した歴史がある。昔の思い出は需要につながるし、今は『霧幻峡の渡し』など沿線の新しい魅力で別な層にもファンが広がっているのが強みだ」

―2021年度の全線復旧に向け必要なことは。

「例えば列車が一日で何往復するかなど、どういう形で再開通するのかイメージを共有することが大切だ。DMO(観光地域づくり推進法人)を中心とした市町村をまたぐ広域連携も重要だと考える」

―新潟県側との連携の可能性は。

「現在の観光は『周遊』が重視されている。只見線がつながることで、福島、新潟両県を巡るルートづくりなどが活性化し、可能性も広がると思う」