1世紀の歴史や伝統振り返る 喜多方高、100周年記念誌が完成

 
完成した記念誌とDVDを手にする(左から)五十嵐さん、古川さん、小沢さん

 昨年創立100周年を迎えた喜多方高の記念誌「桜壇の風」とDVDが完成した。母校がたどった1世紀の歴史や伝統、校風をまとめ上げた記念誌を手に、編集委員長の五十嵐哲矢さん(68)=昭和44年卒=は「同窓生が興味、関心を持つ話題を多く盛り込み、読みやすい内容になった」と胸を張る。

 記念誌は副委員長の小沢弘道さん(66)=昭和47年卒=ら同窓生、教師の古川陽子さん(41)=平成9年卒=ら教師、PTAなどが協力し、2015(平成27)年10月から編集を始めた。

 喜多方に学校教育を望む人々の熱意から旧制喜多方中設立に至った経緯を詳細に記録。100年間続く校歌、生徒の工場動員、卒業生の学徒出陣など戦時中の様子、戦後の新制高校の誕生なども記載している。各年代の思い出などを記した45人の卒業生、教師らの寄稿も載せた。

 学校設立に当たっては建設場所の誘致合戦があったこと、戦時中に卒業式ができなかった先輩がやり直し卒業式を行ったことなど「多くのエピソードが詰まった記念誌になった」と五十嵐さんは感慨深げだ。

 小沢さんは「戦後、男女共学の精神を貫き続けた母校を誇りに思う」と言い、「100年続いた喜多方高の歴史をどうつないでいくかが大切」と次世代を担う後輩にエールを送る。

 100周年記念誌とDVD合わせて5千円、記念誌のみは4千円。購入希望者は喜多方高の桜壇同窓会事務局へ申し込む。

 問い合わせは同校(電話0241・22・0174)へ。