「廃止路線バス」ラストラン...住民感謝 福島交通・川俣-針道

 
最終バスを見送る地元住民ら

 川俣町の川俣高校前バス停と二本松市の針道バス停を結ぶ福島交通路線バス「川俣―針道線」の廃止を受けて、川俣町の大綱木自治会は9月30日、大綱木公民館で式典を行い、67年間にわたり住民の生活を支えた路線バスに感謝した。

 同路線は1952(昭和27)年5月5日に運行が開始され、地域の足として長く住民に利用されてきた。ただ近年は、利用率が減少しており、同社が廃止を決定し、30日の運行で最後を迎えた。

 「さようなら川俣~針道線」と銘打った式典には地元住民約20人が集まった。同自治会の佐藤研策会長が「路線は廃止されるが、住民の記憶には残り続ける」と感謝の言葉を述べた。

 路線バスの廃止に伴う式典は珍しいといい、同社福島支社の茅原稔支社長は「地域に必要とされていたことを感じた」と話した。参加者は最終バスに乗り込むと、感慨深そうな表情を浮かべ、ラストランを胸に刻んでいた。