穴原温泉・吉川屋、20年春から「縄文会席」 桜の聖母短大生考案

 
元宗総料理長(左)からアドバイスを聞く学生たち

 福島市飯坂町の穴原温泉・吉川屋は来春から1年間、縄文時代をイメージした「縄文会席」を提供する。料理の一部には桜の聖母短大生のアイデアを取り入れる。若おかみの畠暁子さんは「日本の食の豊かさに思いをはせ、日本の良さを見直してもらえたら」と話す。

 吉川屋が来年、創業180周年を迎えることから、記念イベントとして企画。縄文時代が好きな若旦那の正樹さんが「争いのなかった縄文時代と現代をつなぐようなことをしたい」と発案し、暁子さんの母校の同大に協力を依頼した。

 縄文時代の食文化を再現するのではなく、当時も食べられていた食材を使い、現代料理として作る。メニューのうち、食物栄養専攻の池田洋子教授ゼミがご飯とデザートの考案に当たる。

 福島市の桜の聖母短大で9月25日、暁子さんと元宗(もとむね)邦弘総料理長を招き試作会が開かれ、ゼミ生7人が考えた「クルミのサバそぼろご飯」や「お米のジェラート」など4品を試食した。元宗総料理長は「おいしい料理を基本に、見た目も楽しんでもらえる料理にしたい」と話した。

 今後、学生のアイデアを踏まえてメニューを検討し、11月に吉川屋で開かれる飯坂、福島北の両ロータリークラブの合同例会の席上、発表する予定だ。