登山家の宮森常雄氏死去 87歳、ネパール教育振興に尽力

 

 登山家でネパール山岳地帯の教育振興などにも力を尽くした宮森常雄(みやもり・つねお)氏が悪性リンパ腫のため8月14日に死去していたことが2日、分かった。87歳。会津若松市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。

 東京農大醸造科卒業後、1957(昭和32)年に父啓治氏と共に宮泉銘醸の前身となる宮泉酒造場を設立。64年には常務に就任した。67年には、ヒンズークシ山脈の学術調査隊長として山に入り、登山地図を作成するなど、山岳研究にも力を注いだ。東日本大震災後の2012年には日本山岳会福島支部登山隊の総隊長として、パキスタンの未踏峰の登頂を成功に導いた。

 1997年に「第9回みんゆう県民大賞」、2002年に秩父宮記念山岳賞受賞。会津三菱自動車販売会長宮森正弘氏、前会津若松商工会議所会頭で宮泉銘醸会長宮森泰弘氏の兄。