マッスルスーツ10台導入 福島・多宝会、介護負担軽減に期待

 
マッスルスーツを受け取る加藤理事長(右)

 福島市の社会福祉法人多宝会(加藤貴之理事長)は、運営する市内の老人福祉・介護施設5カ所に装着型作業支援ロボット「マッスルスーツ」を導入し、勤務する職員の負担軽減を図る。2日に同市土湯温泉町にある施設「宝寿 木村屋」で引き渡しが行われた。

 マッスルスーツは東京理科大発のベンチャー企業「イノフィス」(東京、古川尚史社長)の製品で、南相馬市で製造している。多宝会は同社が5月、福島市に研究開発拠点「イノフィス福島研究所」を開所したことを受け、ぜひ施設に導入したいと10台購入した。

 多宝会は同社の研究に協力し製品改良に貢献する。加藤理事長は「人材不足の介護業界。職員の負担軽減を図り、県産ロボットの発展にも協力していく」と語った。同社の中川誠也福島研究所長は「(イノフィスのマッスルスーツは)福島市では初の導入。世界に先駆けた革新技術を使ってほしい」と話した。

 マッスルスーツは空気圧で可動する「人工筋肉」の働きで人の動作を補助し、身体負担を軽減させる仕組み。重い物を持ち上げる作業に効果を発揮し、介護や製造、物流、建設、農業に導入されている。2014年に販売を始め、出荷台数は国内約4千台。