仲介役の女に5400万円賠償命令 東電賠償金詐欺、地裁郡山支部

 

 東京電力福島第1原発事故による営業損害の賠償金詐欺事件で、賠償金請求手続き代行の手数料名目で現金をだまし取ったとして、郡山市の交通会社などが、仲介役の同市、無職、被告女(61)=詐欺罪で公判中=に対して損害賠償を求めた訴訟の判決が2日、地裁郡山支部であった。矢作泰幸裁判官は会社側の訴えを認め、被告に請求通り計約5400万円の支払いを命じた。

 判決理由で矢作裁判官は、被告の元勤務先社長の男(62)=詐欺罪で公判中=が、被告からの紹介を受け、会社が提出した決算書の写しを改ざんして東電に不正な賠償請求を行い、会社から手数料名目で現金を詐取した、と認定。被告は、男から「数字をいじる」などと聞いていたことや、手数料が高額であることなどから「(詐取行為を)認識するべきで、少なくとも過失がある」と結論付けた。