異物排除「補体系」活性化の構造解明 福島医大研究が米誌掲載

 

 福島医大免疫学講座の関根英治教授(50)、町田豪講師(37)、同講座大学院生で同大消化器内科学講座助手の林学さん(36)らの研究グループは3日までに、身体に侵入した病原微生物を異物として見つけ出し、排除するシステム「補体系」を活性化させるメカニズムを解明した。関根教授は「活性化に関わる特定の酵素を抑えることで、炎症性疾患の治療につながる可能性がある」と話した。

 研究成果が9月15日、米科学誌「The Journal of Immunology」(ザ・ジャーナル・オブ・イミュノロジー)に掲載された。

 補体系の活性化に関わる酵素のMASP(マスプ)―1とMASP―3は、これまで相互影響して作用していると考えられていたが、マウスを使った実験で、それぞれが独立して作用することを発見した。

 MASP―3を抑えることで自己免疫疾患や加齢黄斑変性、脳梗塞などの炎症性疾患の治療法につながることが期待されるという。

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