群馬...豚コレラ確定、イノシシ2頭陽性 福島県は水際対策強化

 

 農林水産省は4日、群馬県の検査で豚コレラに感染した疑いがあるとされていた野生イノシシ2頭について、国の検査で陽性と確定したと発表した。今後、有識者の意見も踏まえた上で、豚コレラ対策として豚へのワクチン接種を実施する「推奨地域」に群馬県も加える方針。これまで飼育豚や野生イノシシでの感染が確認されていた岐阜や愛知などと合わせて計10県に拡大する。

 県は、隣県の群馬県で野生イノシシの豚コレラ感染が確認されたことについて「危機感を持っている。農場ごとの飼養衛生管理基準に基づいた野生動物の侵入防止のほか、車両や人の消毒を徹底するよう啓発を強化していく」(畜産課)としている。現段階で緊急対策会議開催の予定はないという。

 県は豚コレラの感染拡大を受け、養豚場に加え、福島空港を利用する全ての来県者を対象とした靴底消毒を徹底するなど水際対策を強化している。埼玉県で9月13日に養豚場で飼育している豚の感染が確認された際は、同18日に緊急対策会議を開き、県内の生産者らと対応を協議。出席者からは豚へのワクチン接種の必要性を訴える意見が相次いだ。