「研心堂」51年の歴史に幕 若松の文具店、城北小児童が感謝状

 
地域住民や子どもたちに愛された研心堂

 地域住民に長らく愛されてきた会津若松市の文具店「研心堂(けんしんどう)」が約51年間の営業に幕を下ろした。同店近くの城北小の代表児童が1日、同店を訪れ、長年にわたり店を切り盛りしてきた小柴安子さん(77)に感謝状を贈った。

 研心堂は1968(昭和43)年に創業。今年2月に81歳で亡くなった小柴さんの夫登三男さんが30代のころ、「子どもと一緒に心を研(みが)きたい」との思いから、銀行を辞めて創業した。

 学習ノートや絵の具、名札、紅白帽子―。「画用紙1枚でも喜んで」という気持ちで、小学校などに品物を納めてきた。小柴さんは「子どもたちとの会話が楽しかった」と振り返る。

 研心堂を訪れた同校の松本結衣さん(11)、加藤優那さん(11)、舟木彩夏さん(12)は、各クラスの児童のメッセージが記された感謝状を手渡し、「研心堂がなくなってしまうのは寂しい」「買い物や待ち合わせをしたり、楽しい時間を過ごせた」などと話した。

 小柴さんは「子どもたちからのメッセージは宝物。お父さん(登三男さん)にも見せてあげたい」と笑顔を見せた。