水彩画家・長沢節の生家アトリエ公開 会津若松、家具や写真展示

 
アトリエについて説明するおいの長沢徹さん(右)

 会津若松市出身のファッションイラストレーター・水彩画家、長沢節(1917~99年)の同市錦町にある生家アトリエで4日、一般公開が始まった。公開は6日までと、18~20日。午前10時~午後4時で、入館無料。

 長沢節は旧制会津中(現会津高)を卒業後上京し、文化学院美術科に進んだ。女性誌などに挿絵を描き始め、独特の美意識で描く、細くスラリとしたスタイル画が人気を集めた。

 ファッションイラスト教室(セツ・モードセミナー)を開校し、ワイズの山本耀司氏ら多くのイラストレーター、デザイナーを輩出したほか、水彩画家としても活躍した。戦後は渡仏し、パリコレなどで最先端のファッションを学んだ。

 戊辰戦争直後に建てられた古い納屋を1991(平成3)年に改造したアトリエには、スタイル画などが飾られているほかベッドや家具、著書や家族との写真なども見ることができる。管理するおいの長沢徹さん(71)は「アトリエは伯父にとってくつろげる場所だったようだ。三角に飛び出した窓など、随所に伯父らしい工夫が感じられる」と話す。

 喜多方市美術館で11月4日まで長沢節展が開かれていることに合わせて公開された。住所は会津若松市錦町3の43。期間以外も日曜日に徹さんが在宅していれば公開する場合もある。

 問い合わせは長沢徹さん(電話0242・26・0834)へ。