ガンバレ~『桜の戦士』いわきから大声援! サモアにもエール

 
試合を観戦する大野さん(手前中央)ら

 悲願のベスト8にまた一歩近づいた。5日のラグビーワールドカップ(W杯)第3戦。いわき市ではパブリックビューイング(PV)会場が設けられ、市民らが桜の戦士たちへ声援を送り、勝利の喜びを共有。同市と交流のあるサモアへもエールを送った。

 いわき市のイオンモールいわき小名浜に設けられたPV会場には約500人が集まった。

 サモア代表は、事前キャンプをいわき市で行い、練習を公開するなど市民と触れ合った相手。同市とサモアは、2015(平成27)年5月に同市で開かれた太平洋・島サミットなどが縁で交流が続いている。PV会場は日本とサモアの双方が得点シーンを迎えると熱気であふれた。

 家族で応援したいわき市の鷺大輔君(6)=菊田小1年=は、9月の事前キャンプ中の交流会で、サモア代表にプレーの指導を受けた。「迫力あるプレーを見られて良かった。最後の松島選手のトライが最高だった」と笑顔を見せた。

 会場でゲスト解説を務めた、前回大会でサモア代表と対戦した東芝ブレイブルーパスの元日本代表・大野均さん(郡山市出身)は試合後、「日本の選手層が厚くなり、それが最後のトライにつながった。世界の強豪国とも互角に戦えることを証明した」と試合を分析し、「サモアは堅実なプレーで日本を苦しめた」と話した。

 会場ではサモアの得点にも温かい拍手が送られ、試合後には「サモア」コールも沸き起こった。いわき市職員の古橋航太さん(26)は、同僚と、両チームのユニホームを左右半分ずつ縫い合わせた自作のユニホームを着て両チームを応援。「本当は決勝で当たってほしかった」と話した。

 交流イベントでサモア代表選手と練習をした磐城高1年のラグビー部員、小田桐祭さん(15)は「一緒に練習したサモアの選手の激しいプレーに感動した。見習いたい」と興奮気味に語った。イベントでサモア代表と触れ合った、いわき市の小学3年平子夢奈さん(9)は「サモアの選手は明るくて優しく、負けてしまって残念。私も足を速くしてトライをたくさん取りたい」と刺激を受けた様子だった。

 アルゼンチン頑張れ!合宿地Jヴィレッジ

 ラグビーW杯日本大会に向けてアルゼンチン代表が合宿を行ったJヴィレッジ(楢葉町、広野町)では、アルゼンチン―イングランドのパブリックビューイングが行われた。

 Jヴィレッジは2002(平成14)年のサッカーW杯日韓大会でもアルゼンチン代表のキャンプ地となった。縁が深い同国の活躍を住民一丸となって後押ししようと県が企画した。

 会場には住民ら約200人が来場。青と白のアルゼンチンカラーのチアスティックを手に、体と体を激しくぶつけ合う強豪チームの迫力のプレーに声援を送った。いわき市から駆け付けた会社員遠藤敏正さん(46)は「大型スクリーンで見る試合は迫力が違う。声援はスクリーン越しに選手たちに届いたと思う」と話した。

 本宮市出身のお笑いタレント三瓶さんとラグビートップリーグ「キヤノンイーグルス」のキャプテン庭井祐輔さんが解説した。日本―サモアもパブリックビューイングが行われた。